
2025.8.07
サンディエゴコミコン2025レポ:『キング・オブ・ザ・ヒル』POPUP
今年の「サンディエゴコミコン」(SDCC)の場外POPUPの中でも、非常に期待を寄せていたのが、アニメ『キング・オブ・ザ・ヒル』です。
日本ではマイナーだと思うので、まずは作品紹介から始めましょう。『キング・オブ・ザ・ヒル』は、『ビーバス・アンド・バットヘッド』のクリエイター マイク・ジャッジと、『ザ・シンプソンズ』の脚本家グレッグ・ダニエルズという最強タッグによって生まれたアメリカの国民的アニメです。(この組み合わせだけで、すでに面白そうでしょう?)
テキサス州アーレンという架空の街を舞台に、ごく平凡なヒル家の面々(父ハンク、母ペギー、息子ボビー)とご近所さんたちのちょっと変わった日常を描いた、シュールなブラックコメディになっています。1997年から2010年まで続き、2007年にはTIME誌の「史上最高のテレビ番組100選」にも選ばれていました。
なぜ今POPUPが企画されたのかというと、15年ぶりに復活を遂げたからです! 日本でも8月4日からディズニープラスで配信開始されています。
シーズン14は、定年を迎えたハンクとその妻ペギーが海外駐在先からアーレンに帰還したところから始まります。プロパンガス大好きな頑固親父ハンク、自信過剰すぎるペギー、斜め上のセンスを持つボビーは相変わらずで、ハンクの友人で陰謀論好きのデールはさらに暴走、ビルはだらしなさに拍車がかかり……と冒頭から安定の面白さ。特にエピソード5(「街の新レフリー」)の勘違いピタゴラスイッチストーリーは爆笑ものでした。ぜひ多くの方に観ていただきたい!(そしてシーズン1〜13がどこかで配信されますように)
▼『キング・オブ・ザ・ヒル』シーズン14 予告編▼
前置きが長くなりましたが、『キング・オブ・ザ・ヒル』はPOPUPでも期待を裏切りませんでした。

いざアーレンへ!

近所の仲良し4人組、ビル、ブームハウアー、デール、ハンク。

入場者には、POPUPのコンテンツ紹介と特典引き換え券がセットになった用紙が渡されます。

入り口付近では、2つの“投げる系”のミニゲームが用意されていました。1つは、カウボーイブーツ輪投げ。

成功者はエプロンがもらえます。プロパンガスを使って料理しないとですね!

もう1つは、番組のシグネチャードリンク「アラモビール」への玉投げ。


成功者はドリンクホルダーがもらえます。家の前でビールを飲む時に便利ですね!

『キング・オブ・ザ・ヒル』と言えば、親父連中が家の前でくだらない会話を繰り広げる場面がお決まりです。その様子を再現し、一緒に「Yep」できるフォトスポットがありました!

害虫駆除業者デールになりきれるフォトスポットもあります。

さて、引き換え券のひとつは、帽子用でした! 好きなベースカラーとワッペンを選ぶと、その場で作ってもらえます。



スペシャルなキャップが完成しました。これを被れば、アーレンの住民に溶け込めそうです。

残りの引換券は、テキサス風BBQへと姿を変えました。メニューは、コールスロー、マカロニ&チーズ、ソーセージ、ビーフ。シンプルだからこそ美味しさが際立っていたグルメを、アラモビール(のようにラッピングされていたけれど、中身は水)で流し込みます。

ヒル家の裏庭を彷彿とさせるスペースで、BGMにはゆったりとしたカントリーミュージック。隣り合わせになった愛らしいカップルとも自然と会話が弾みます。

シーズン15、16と、この先も『キング・オブ・ザ・ヒル』が続きますように……!!!

#サンディエゴコミコン