
2025.5.15
大阪コミコン2025ステージレポ:スター・ウォーズ・ギャザリングステージ
「スター・ウォーズ セレブレーションジャパン2025」(以下、SWCJ)開催以降、全国各地にて『スター・ウォーズ』関連イベントが次々と実施され、様々なグッズも販売。ディズニープラスでは『キャシアン・アンドー』シーズン2の配信も始まり、『スター・ウォーズ』ファンにとっては大忙しの2025年春となりました。
作品を象徴する台詞「MAY THE FORCE BE WITH YOU」にちなんだ5月4日“スター・ウォーズの日”が盛り上がったのは、言うまでもありません。
「大阪コミコン」では「スター・ウォーズ・ギャザリングステージ」が開催。ボバ・フェット役ダニエル・ローガンが登壇し、「SWCJ」について回想。まだ「SWCJ」の余韻を感じていたかった『スター・ウォーズ』ファンにとって、とっておきの時間となりました。
大阪コミコンにフォースあれ!スター・ウォーズ・ギャザリングステージ Presented by OSAKA COMIC CON 2025
「東京/大阪コミコン」には初回から参加し、親善大使を務めているローガン。もう「東京/大阪コミコン」お客さんにはすべてオープンにしちゃおうっ、という勢いで連れ立ってやってきたのは、親友でありボディガードでもあるティム。
今回単独取材をした際にも真っ先に彼のことを紹介して下さったので(※記事は後日掲載予定、乞うご期待!)、この先の「東京/大阪コミコン」にもお2人でいる姿をたくさん見かけることができそうです。

約1週間半ぶりの再来日となったローガンですが、あの人懐っこい笑顔は絶やしません。
「私はいつも、大阪コミコンと東京コミコンのために時間を作るようにしています。東京で開催されたSWCJにも参加しましたが、仕事があったので、その後すぐにアメリカに戻らなくてはなりませんでした。そしてすぐ大阪に戻ってきたので、今はとっても疲れています(笑)。
でも、ここに来てくれた皆さん一人ひとりのためなら、まだまだ元気は残っていますよ。特に“Osaka Sake”のブースに来てくれたらね! ぜひ立ち寄って、そこで日本酒を手に取ってみてください。僕がその箱に無料でサインしますから!」


今回のような「SWCJ」や「大阪コミコン」など、様々なコンベンションに招致され、世界を飛び回っているローガン。自身の活動についての喜びを話します。
「『スター・ウォーズ』の一員でいられること、そしてコミコン、特にセレブレーションに招待されることは、本当に光栄なことです。ご覧のとおり、そこには何十万人もの人たちが世界中から集まってきて、一緒に祝って、イベントに参加してくれているのです。私が『スター・ウォーズ』で撮影をしてからもう25年が経つのに、こうして今でもセレブレーションに関われているというのは、本当に素晴らしいことです」

ところで「SWCJ」開催後、SNSで話題になっていたのが彼の神対応です。アナキン・スカイウォーカー役を演じたヘイデン・クリステンセンのサイン会が、時間オーバーによる返金騒ぎになってしまい、落ち込むファンが続出。その際にローガンが寛大なオファーを行なったのです。その時の気持ちをこのように振り返っていました。
「本当に忙しいイベントで、何人かの俳優たちはサインをするための時間や設備が足りなくて対応できませんでした。たしか1日に7,500枚ぐらいのサインを求められていたと思います。その中には、対応しきれずに返金対応になった人もいました。
だから僕は、『サインをもらえなかった人たちのために、自分が代わりに無料でサインしよう』と思ったのです。無料の写真撮影も行ないました。
なぜなら、私は日本も、日本の方々も大好きからです。皆さんがどれだけ努力をして、どれだけの犠牲を払ってコミコンに来て、好きなセレブやアイテムに会いに来ているのか、ちゃんと分かっています。皆さんが日々のお仕事などで一生懸命頑張っていること、そしてその中で時間やお金を工面してこの場に来てくれていることを、私は忘れません。
だからこそ、少しでも恩返しがしたいのです。一部の人には誤解されたかもしれませんし、反発もあったかもしれないけれど、それでも私はそうする価値があると思いました」
景気は一向に良くなる気配がないけれど生きる糧である推し活動のために日々頑張っている私たちの状況や気持ちをとってもよく理解されているなというコメントではないでしょうか。
さて、話題は“同期”でもあるクリステンセンについて移ります。ローガンにとって、彼は良きお兄ちゃん、といった感じだったそう。
「私たちは何年も前に『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』で共演しましたが、彼は本当に素晴らしい人でした。今も、とても良い関係を保っています。撮影で一緒のシーンはあまり多くなかったのですが、スタジオではいつも一緒にいて、彼はよく色々な所へ誘ってくれました。例えば、私はダース・ベイダーの新衣装を初めて見たうちの一人なんです。それは本当にクールな体験でした」

「SWCJ」では、新たな『スター・ウォーズ』ファミリーとの出会いなどもあったようです。
「まだ共演したことのない人たちとも出会えました。例えば、(アソーカ役の)ロザリオ・ドーソンに会いましたが、彼女は本当に素晴らしい人でした。ただ自己紹介をしようと思って声をかけたら、彼女は大きく腕を広げてハグしてくれて、温かい気持ちで歓迎してくれたんです。正直、あんなに温かく迎えてもらえるなんて思ってなかったので、すごく感動しました。
そのとき気づいたんです――『スター・ウォーズ』のキャストって、本当に家族なんだなって。特に、セレブレーションの場に来ると実感します。
それから、ジェイク・ロイドにも会いました。彼は幼いアナキン・スカイウォーカーを演じた俳優で、もう何年もイベントの場に出ていませんでした。たしか16年ぶりくらいじゃないかな。同じ“若い時期に『スター・ウォーズ』に関わった仲間”として再会できたことが、本当に嬉しかったです。
僕たちはすぐに意気投合して、彼の誕生日にランチをご馳走して、一日一緒に過ごしました。そんな日々があるからこそ、自分がこの『スター・ウォーズ』という場所にいられること、そしてこの作品を通して出会えた友人たちがいることに、心から感謝しているのです」

その後、コスプレイヤー登壇の前に「待った」をかけたローガン。長年に渡ってミート&グリートに参加してくれているボバ・フェットのコスプレイヤーとその奥さまをぜひ紹介したい、と客席にスポットライトを当ててもらいます。

ローガンは、彼らが「SWCJ」で子どもを授かったことを報告してくれたと話し、会場の皆からもお祝いの言葉を言ってもらえないか、と呼びかけます。方々から「おめでとう!」の声が飛び交い、会場には祝福ムードが漂ったのでした。

美しいサプライズの後は、『スター・ウォーズ』の様々なキャラクターに扮したコスプレイヤーたちが大集合。ローガンによる音頭で、会場皆で「MAY THE FORCCE BE WITH YOU!」と合唱し、大団円を迎えたのでした。


【おまけ】
数時間後、実際に遠州山中酒造ブースに現れたローガン。購入者一人ひとりにサインをしている姿には、後光が差していました!
#大阪コミコン