2025.5.15

大阪コミコン2025ステージレポ:マーベル・ギャザリング・ステージ

奇しくも「大阪コミコン2025」初日に新作映画『サンダーボルツ*』が劇場公開。

会場では、2025年以降の映画作品の世界観に浸れるフォトスポットも設けられ、今後のマーベルの展開への期待が高まる中で開催されたのが、「大阪コミコンにアッセンブル!マーベル・ギャザリング・ステージ Presented by OSAKA COMIC CON」のステージです。

大阪コミコンにアッセンブル!マーベル・ギャザリング・ステージ Presented by OSAKA COMIC CON 2025

『サンダーボルツ*』や7月25日公開『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の予告編、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』ティザー映像の上映後は、コスプレイヤーの方たちが続々と登壇。ギミック付きのコスプレなど大作を披露される方もいたりと、ステージが一気に賑わいました。

マーベル・コミック編集長C.B.セブルスキーもスペシャルゲストとして登壇! 『サンダーボルツ*』のパネルと共に、アッセンブル撮影大会が開催されました。

ステージを締め括ったのは、好評企画「教えて、C.B.セブルスキー」。コスプレイヤーの方たちとC.B.セブルスキーによるQ&Aコーナーです。

―今までのマーベル関連のお仕事の中で一番苦労したお仕事があったら教えてほしいです。

セブルスキー マーベルには1万ものキャラクターがいるのに、毎月出せるコミックは75冊だけです。どのキャラクターを登場させるのかを決めなければならないことが、私の仕事の中で最も難しい仕事です。だって、マーベルにはカッコいいキャラクターが多すぎるんです。だから、毎月どのキャラクターの物語にするのかを決めること。それが一番大変なんですよ。

―マーベルの会社に勤めたきっかけはなんですか?

セブルスキー 子どもの頃、私にマーベルで働きたいと思わせてくれた人が2人います。1人は、『スター・ウォーズ』のジョージ・ルーカス(監督)。私はものすごい『スター・ウォーズ』ファンだったんです。

そして同時に、マーベルの大ファンでもありました。毎月コミックを開くたびにスタン・リーの名前が載っていて、父に“スタン・リーって誰なの?”と聞いたところ、“スタン・リーはマーベルの編集者で、物語も書いてるんだよ”と教えてくれました。それで私は父に言ったんです。“いつか、スタン・リーの仕事がしたい”って。6歳の時でした。6歳の時にはもう、マーベル・コミックの編集長になりたいと思っていたんです。そして今、何年も経って、その夢が叶いました。

―マーベル・コミックで働きたい方へのアドバイスをお願いします。

セブルスキー 皆さんもできます。今はインターネットもSNSもあって、世界はずっと小さくなりました。実際、今ではたくさんの日本人アーティストがマーベルで活躍しています。だから、もし皆さんがマーベルで作家やアーティストとして働きたいのなら、努力して正しい道を進めば、きっといつかマーベルで働けると思います。

―来日した際、必ず行く場所はありますか?

セブルスキー 日本に来るたびに、毎回絶対に行きたい場所がひとつだけあります。それが……「コミコン」!! ここに来ることができて、本当に嬉しいです。日本のコスプレは世界一です。本当にみんな素晴らしい! いつもマーベルを応援してくれて、本当にありがとうございます。そしてマーベルを支えてくれているすべてのファンの皆さんにも、心から感謝しています。

また、ぜひ『サンダーボルツ*』を楽しんでもらえたら幸いです。これはアベンジャーズの世界への“ファースト・ステップ“なんです。ここ「大阪コミコン」では、マーベル・スタジオとディズニー・ジャパンが素晴らしいブースを用意しています。ぜひ見てください。『サンダーボルツ*』、『ファンタスティック・フォー』、そして『ドゥームズデイ』──楽しんでください。だって、すべてはまだ始まったばかりなんですから。

最後の一言「だって、すべてはまだ始まったばかりなんですから(Because things are just started.)」は、どこかウキウキと含みを持った言い回しだったことが印象深いQ&Aでした。

なお、SDCC通信では今年も「サンディエゴ・コミコン」でマーベル発表イベントに潜入取材予定(入場できるかは運頼みでもあるので、確約はできませんが……!)。現地でマーベル最新情報はSNSに投稿予定ですので、そちらもお楽しみに!

【7月9日追記】
今年の「サンディエゴ・コミコン」ではマーベル発表イベントの開催は見送りに。とはいえ、きっとマーベルは何か仕掛けてくれるはず。取材期間中はコミコンエンタメ通信のSNSをぜひご注目を!

#大阪コミコン

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